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最後のマルマル

アニメ・ゲーム・声優などに関する我楽多雑文。研究者兼大学講師をやってます。

戯言シリーズと化物語シリーズ(原作)の感想


(以下の記事は2009年9月24日に某サイトに掲載していたものです。今や化物語も一大アニメコンテンツですね。(自分の中での)歴史を感じれる記事で感慨深いです)

赤文字は現在〔2012年〕の私からの補足です)


とりあえず…

 

 

の順で読み終えました。
私の夏の私的時間は西尾さん作品一色でございました。
まぁ私的時間はそんなにとれなかったのですが・・嵌ってしまいましたねぇ。。

 

 

登場人物全員が全員鼻につく感じなのですが、それがもうくせになってしょうがない感じでした。

 

最後まで読んで(零崎シリーズは含まず)。
正直一巻が一番良かったというのが素直な感想ですが、最終巻まで通しても素晴らしかったというのも偽りない感想です。
続けて化物語を読んだ際も、これから西尾作品を読むにあたっても、この作品は読んでおくべき作品だと個人的に思ってます。勝手に。(これは今でも変わらず思っております)

 

作品内での思考実験だったり、醍醐味である会話の掛け合いだったりは、私の壷をこれでもか、と押すわけでしてたまりませんでした。



伏線だとおもったものが伏線でもなく、つっこみ所も多かったのですがw
読み終わった直後は諸々感想があったのですが、時間が経ってしまって忘れてしまいました(一気読みあるあるであることを匂わしつつただ単に感想が出なかっただけだったと思います)

 

この記事の末尾に好きな文章を抜き出してます。
これだけはリアルタイムでやってましたw(歴史研究の悪癖のような感じが最近してます)

 

化物語

 

私はみくびってましたよ。
これが「キャラ萌え」なんですね。
けいおんのキャラ萌え越えです、個人的に。
(2ndシーズンになるとここまでのキャラ萌え押しではなくなるんですよね。確かに1stシーズンは衝撃的でした) 

 

怪異だったり正義だったり本物だったりとか、ストーリー及び西尾世界観も素晴らしいのですが、何よりも何よりも、登場人物が可愛いすぐる。
見蕩れる、というより読み蕩れる。いや想像し蕩れる。

 

暦君とそのハーレムメンバーの対話のやり取りがたまりません。
文章で悶えたのはゼロの使い魔以来で、それ越えでしたね。ゼロの使い魔も新刊ごとに感想文書いてました)
ニヤニヤしまくりっぱなし。
話の本筋に入ると露骨にがっかりしてしまいましたw
ずっと会話してればいいと思いました。(わかりにくい皮肉だなぁと自分のことながら苦笑してしまします)

 

全員が全員、露骨といってもいいほどユニークで、露骨なほど可愛いわけですが、それでも特別好きな人物ができてしまうわけでございます。

 

私の場合は、羽川さん。次点で神原さんですかね。(この時点で羽川さんを好きになった当時の私を今の私は本気で誉めてあげたいと思ってます。さすがだ!そして今も変わらないその愛に自分の一途さを未来の私に誉めて貰える気がします)
(以下、戦場ヶ原さん→忍様→千石ちゃん→八九寺ちゃん→妹ちゃんず。2010年刊行予定の、まよいキョンシーつばさファミリー如何では大いに変動します。何よりも、デレ後の戦場ヶ原さんが出てきてませんので)
(今現在〔ひたぎエンドまで読了〕は、羽川→まよい→忍→戦場ヶ原→神原→千石→妹ちゃんず、でしょうか) 

 

羽川さん、たまらん。特に傷物語を読んでからの羽川さんたまらん。(もう一度傷を読む必要あり)

 

長門が好きな私だからこそ、羽川さんが好きですし、佐々木さんが好きな私だからこそ、やっぱり羽川さんが好きなんです。

 

共通点はなんなんでしょうか。と問われれば。
無理やりこじつけることは可能です。

 

「幸せになれない女性」

 

が、私は大好物なんだと思います。
厳密に言えば、私が勝手にそう判断してるだけなんですが。
彼女らが幸せなのかそうじゃないのかは、結局彼女らの心持ち一つですし。
彼女らが幸せだというのなら幸せなんですけれども。
そういう身も蓋もない話ではなく、単純に横恋慕している女性が好きなのかもですね。
そしてそれが実らなさそうな女性、ですかねw
NTR属性に目覚めるのはこの数年後のことであった) 

 

さらにこじ付けが許されるのであれば。

 

「知的な女性」

 

でしょうか。
有能、優秀、西尾さんの言葉を借りるのであれば本物、でしょうか。
当然、委員長属性ありますし。真面目属性も。
何よりも前髪ぱっつんが最高ですよね。おかっぱも同左。

 

羽川さんの場合は、上記二点プラス、好きな人への甲斐甲斐しさ、でしょうか。
羽川さんが、暦君への好意でストレスを溜めブラック化する件なんぞは、羽川さんのような人間すらも結局愛やら恋愛やらには勝てないのか、と恋愛以至上主義に嘆息してしまいつつも、やっぱり蕩れっちゃいましたね。いや、だからこその帰結であったのやも。(そこを羽川さんの萌えポイントと理解できずによく一番好きだとか言えたなと今は思います)

 

話は変わりまして、本物やら偽者やらの話。
特に後日譚の「偽物語」の方は、若干戯言シリーズを彷彿とさせてくれました。
(化→傷→偽→2ndシーズンとなるにつれ、戯言っぽさを感じるようになっておりました。その初期段階か) 
本物と偽者。正義と悪。正義と別の正義。などが結構軸になっていたりなかったり。
戯言シリーズの天才と凡才みたいな関係性とすごい似てますよね。

 

関係ないですけど、正義の反対は別の正義だ、などの文句を最近よく耳にします。(よく聞くというかメインストリームじゃねーかというツッコミ所満載の切り口は斬新だと思います) 
クレヨンしんちゃんのひろしの名言だとか何だとか。真偽は謎ですが。
(大好きなクレヨンしんちゃんの原作者、臼井さんに感謝を。)(当時、そういえばそうでした。ショックでした)
「車輪の国」でもそうでしたね。(エロゲです。これも長文の感想を書きました)
その点、完全悪と位置づけられた貝木さんは私にとって大好きなキャラです。
勧善懲悪という今は珍しき構図が可能ではあるのでw(貝木さんも今となっては・・・)

 

私の周りに「本物」っているのかなーという疑問。
私以外の人からは本物に見えないけど、私主観の本物って人は結構いるんじゃないかなと。でもそれって本物なのでしょうかねw
本物ってのは誰から見ても本物でなければいけないのでしょうかね。
結局何を考えるにしても、主観を脱し得ない状況になってしまうんですよね。
結局チープな答えに落ち着くという。虚しい思考実験の多いこと、多いこと。
自分の考えが詰まる所最終的な答えなら、考える必要もない気がしないでもないという。
西尾さんみたいに言葉遊びに逃げられたら(酷い言い様ですが、悪い意味ではなく)、たぶん、きっとよかった。
しかし、その能力がないという事実に気づけない程の馬鹿でもないというのが実に辛い。
(これは中々に痛々しい文章ですね。我ながら痛いです、現在進行形で) 

 

本物であるとか、偽者であるとか作中で言われていまいちピンとこなかったのは、本物でも偽者でもなくて、そもそも本物とか偽者とかそのような理解をしたことがない、というだけの話なのかもしれません。
そして、私自身が本物がいると信じていないのかもしれません。
私が信じてなかったら、本物なんていないんです。私の世界には。
自分が凄まじく幼稚なんだなーってのは、薄ら薄ら解りかけている年頃です。
もうここまで来ると意地ですね。子供の意地。
(その本物の尺度も自分次第ということでした) 

 

閑話休題。ってレベルじゃないけど、閑話休題

 

化物語のアニメ版も、原作を読めば面白さ倍増です。
もう本当に色々。倍増。
正直、文章でなくては伝わりづらいものも多いわけです。
言葉遊びが多いのも特徴ですからね。
化物語に関しては、原作→アニメと入った方がより楽しめるのかもです。
いや、アニメ→原作→アニメが理想ですね。つまり、私だ!
そうやって、DVD(ブルーレイ)を購入してしまうわけですね。
この手の上での転がされようには若干の自信があります。

(偽はどうですかね。間が空いたので結構原作忘れてます)

最後の最後に、これだけは言いたいです。
すごい幼稚な負け惜しみを言います。(痛々しいので目を瞑っちゃいます、ヒャー><)

 

羽川さんを選ばなかった、暦君が考えられません!
なんでガハラさんを選んだのか。
ガハラさんと付き合うことを決める時に羽川さんの顔は浮かばなかったのか。
あれだけのことがあって、羽川さんには好意を抱かなかったのか。
いや、抱いているのは当然のこととして、付き合う云々にまでなぜいかなかったのか。
あれだけのことをしてくれた羽川さんに対して恩しか感じなかったというのか。
恩を感じすぎて、むしろ好きになることが躊躇われる程だったのか。
そもそも好きになるといった発想ができなかったくらい本物なのか。

 

私は付き合うってのが未だよくわかっておりません。
暦君がガハラさんと付き合った後に「羽川も好きだけど・・・」云々と戯言めいたことを仰ってましたが、その発言ってばどゆこと?(理解はできなくはないけど納得はできないというのは今も変わらず)

 

よく解らなかったので、化物語はエロゲだと思えば何とか納得いった次第です。(こういう投げ方は実に自分らしいと思います)
エロゲの主人公なら、色んなヒロインといちゃいちゃしますもんね。
自分の定規で暦君を測ってしまいがちなのはいけませんね。

 

以上、私の戯言でした。
以下、戯言集抜き出し。(なげーので以下補足なし)



■37P
「日本の大学は学びたい人間が通うところじゃない」
→社会に出る前の準備段階、らしいですよ。私の周囲の背中がそう語ってます。

 

■166P
「自分が人間として欠陥品なんじゃないかって思ったこと、ないかな?」
→そう思いたい年頃もあります。
自分が天才じゃないと気づいたら、その後はそう思いたくなるものではないでしょうか。
そう思うことで自分は他とは違うんだと安心できる。
馬鹿と天才は紙一重を、ある意味逆にピンポンにした形ですね。

 

■183P
「自慢行為ってのは人間が取る行動の中でもっとも下劣だ。
悪事を自慢するヤツなんて最低の二乗だね。」
→その対象にもよると思います。
暦君の言葉を借りるのなら、家族にはある程度は許されるとか。

 

■312P
「敵の数を少なくする一番いい方法は友達を作らないこと」
→暦君の人間強度云々に繋がっていて面白いです。
ただ、少ないが安心だってことにはならいわけで、数は問題になりませんよね。

 

■316p
「他人の痛みが微塵も分からない。」
「他人の気持ちが(以下略)」
→最高レベルの言い訳。

 

■397p
「偽悪者ぶる偽善者」
→偽善という言葉も大好きなご様子。

 

■412p
「人間が差別することを大好きだってことを知ってる人は他人なんて信用しないんだよ。」
→本文でもありましたが、裏切られてもいい人には信用するってのは確かに!と思いました。

 

■414p
「個性なんてクソ食らえだ。違うことはいいことなんかじゃないよ。
他人と圧倒的に違うってことが群体の中においてどういう意味を持つのか、一度でも考えてみたことがあれば、そんな戯言は口にできないはずだよ。
《選ばれた人間》ってのがあるよね。歴史に名を残すような天才。
そういう人達って多分ぶっ壊れてるんだよ。でも普通の人なんだよね。
決して異端じゃない。普通でありながら壊れてるんだ。」
→今読むと、何が何やらw何故私はこれを抜き出したのだろう。
少し前の私は賢かったに違いない。

 

■416P
「人間という群体の一部でありながら組織に対してなんの利益も与えない存在であるぼくが生きている意味なんてないのに、それでもぼくは生きていていいんだろうか。」
→自分で考えるまでもなく、周りの社会人の方々から浴びせられるお言葉です。

 

■456p
「誰も知らないことを知っている、誰も気づいていないことに気づいているという自覚がぼくをいつしか傲慢にさせていた。」
→ネットやってる人の八割が患っている病気。

 

■457p
「ぼくは一人で作り上げた世界の中で勝手に作り上げた疑問を解決し、いい気になっていただけのただの孤独なガキだった。」
→それで何がいけないんだ、と思ううちはガキってことなんでしょうか?

 

■459p
「地雷を踏んでもそれと気づかぬ生き方でいいじゃないか。
地雷の存在を知りながらそれを忘れたふりをして、その内本当に忘れてしまうような生き方でいいではないか。」
→馬鹿であれといっているのかよくわかりませんが、格好はいいです。



■23p
「どんな幸福な状況にあっても本人がそれを不幸だと認識していれば彼は不幸せだろう。
反対にどんな不幸な状況にあっても本人がそれを幸福だと自覚していれば彼女は幸せだろう。」
「結局人間は比較することでしか幸福も不幸もわからない。
これは平等なんて言葉が真実には存在しえないことを意味する。」
→この言葉にまんま共感したのだと思います。

 

■83P
「何かと比べない限り、異常と正常との区別なんざつかねーし」
「学校てのは外からじゃ決して見れない密室だぜ」
→基準云々の話も結構多かったです。

 

■92p
「本音で人と接することは、つまりお互いに傷つけ合うこと」
→自分の本音がよくわからない愚か者はどうすればいいんだ・・・

 

■101p
「警察ってのは基本的に株式会社だかんな。
より多額の税金を払ってくださる国民の見方だぞ」
→腹がよじれるw

 

■107p
「人を殺していけない理由はなくとも人を殺す理由はある」
傷物語の「死ぬべき人間はいるけど、死んでもいい人間はいない」を彷彿。
こういう言葉遣いが大好きです。

 

■218P
「苛められる方に原因があり、苛める方が結果を出す」
→苛められる方も結果は出します。

 

■238p
「わからねーならわかったふりしとけよ」
→それだけは得意だったりします。

 

■36p
「人間が人間として生きてく上で知っておかなくちゃならないことなんて、本当に少ししかないものよ。もっともその少しのことすらも知らないヤツが、最近はちょっとばかし多すぎるみたいだけれどもさ」
→私のことですね、わかります。

 

■136P
「努力は必ず実を結ぶ。それが結果に繋がるとは限らないけど。」
→はーん。その通りだと首肯せざるを得ません。
論文を何百時間かけて書けば、必ず完成はします。
でもその論文が評価されるかはまた別問題ですものね。

 

■174p
「生きている内は他人に迷惑をかけるばかりで死んで初めて周囲の人間に安心を与える存在」
→私のことですね、わかります。二回目ー!

 

■177p
「コンピュータの操作という行為は人間の中にある《自分よりも優れた存在を足元に引き摺り下ろしたい》というひそかな欲望を満たしてくれるからとね」
→ただ、エロを満たしたいだけの私とはえらい違いです。

 

■180p
元々社会というのは才能のある人間に不親切なものだからね」
→そう言われることで多くの人が安心するわけですね。

 

■182p
「周囲と比べることで自己を認識するのではなく、自身を自身だけで認識する行為」「相対的な評価ではなく、絶対的な評価を得るためには何よりも自分を知っておかなければならない」
→そうすることによって自己完結するわけですね。ちゃんちゃん。

 

(下)
■62p
「誰かに親切にして欲しければまずは無償の親切を捧げること」
→つまりボランティアは誰かに何かされることを期待しているわけですね。なるほどw

 

■97p
「人間ってのはあれだからねぇ、他人を見下すのが大好きな生物だからね。」
「頂点は一つで底辺は無数」
→見下すことが生きがいです。見下すために頑張っているといっても過言ではありません。

 

■126p
「約束の素晴らしいところは、破っても別に構わないってとこですから」
→そんな勇気もない。

 

■131p
「才能は育つ物ではなく生まれる者だ」
→言葉遊び最高。

 

■158p
「品性なんてものは所詮恵まれた人間に与えられるオマケみたいなもの」
「人間は余裕があってこそ初めて善い人間になれるという心温まるお話。」
→すごい納得。でも品性ないひとは恵まれてない、というのもすごい見下し方で最高w

 

■272p
「世界の表側だけを見て、あるいは世界の裏側だけを見てとにかく片側にしか視線を向けようとしない。
限られた視界の中で何かを悟ったような気になって、悟ったような口を利く。」
→ネットをやってる人の(ry

 

■21P
「大学の教官って言ったら、昔っから勉強ばっかりしてた人達だからな・・・」
→これはそうでもないと断言できる。多いのは確かですけど。
じゃあ間違ってないじゃん。でも違う。

 

■31P
「細かい部分で私たちは未来を変革することはできますが、大まかな流れのようなものを変えることはできない。<生きていて><死なない>ことなんて、誰にもできないんですよ。」
→ふと、西尾さんは良い詐欺師になるんじゃないかと思う。

 

■181P
「俺達は運命に流されてるんじゃない、運命に流していただいているんだからな。」
■201P
「この世界には明らかに物語がある。」「物語論者」
マルクス主義とかを彷彿とw考え方は似たような点がなくもないw

 

■204P
「バックノズル」
「時系列は多少入れ替わることになるが、いつかどこか、違った時間違った場所で、行為自体はなされることになるわけだ。」
■205P
「バックノズルにジェイルオルタナティブ
「今やらなければいけないことを先送りしてもそれはいつかやらないといけなくなり、それでも尚やらなければどうなるかといえば、誰かが代わりにやってしまう」
「世界のシステム」
→結構、ハルヒのSFパートに使えそうな話です。

 

■236P
「(人生に)意味はあるけれどその意味を果たそうが果たすまいが結局結果は同じ」
→考え方が潔くて好きです。

 

■304P
「本当に孤独な人間っていうのは―多分、それだけで完全な人間なのだろう。」
→そういって、友達のいない自分を慰められるわけですね。ありがとう、西尾さんw

 

■320P
「自殺できる人間は、強いよ」
→共感しまくりでした。

 

■323P
「学者なんて人種に良識を期待するなんて・・・知識欲というのはこの世で最も暴力的でない暴力、最悪の所有する暴力なのよ」
→学者wwww私も学者の卵ではあるわけですが
こんな風に言って貰いたいです、誰かにw

 

■602P
「どれかが正解なのではない・・・全てが正解なのだという世界」
「ディングエピローグ」

 

■612P
「あいつは物語の外側にいたんじゃないかと思うんだ。」
「物語というプログラムの中に生じてしまった避けようのない矛盾、小説の中に紛れ込んでしまった逃れようのない誤植」
「あいつは恐らく―俺らが言うところのアカシック・レコードには
その名前が記載されてねえんだ。最初からいないことになってんだよ。」

 

■621P
参加することに意義があるのではない、成功して愉悦を得、失敗して屈辱を得ることにこそ意義がある」
→揚げ足取りが多いのも、西尾作品の特徴の一つ。そこが面白い。



■28P
「代替可能」
「かけがえのないものなど、この世にはないという、そういう概念」
「時間収斂」
「避け得るものなど、この世にはないという、そういう概念」
「運命の肯定であり、物語の肯定。個人の否定。個人の世界の、否定だ」
→ふと、世にも奇妙な物語を思い出しました。トラウマ。

 

■148P
「より不幸になりたくない」
「不幸になりたくないから努力する」
→その通りとしかいいようがない。「今より」といった方がもっと適切かもです。

 

■362p
「結果を出さないことを好んだ。どうせ悪いことになるのが
わかっていたから」
「物語の存在を狂わせる僕」

 

■364P
「ぼくの意思が混じっちゃうと壊滅的」
「ぼくは誰のことも好きにならないし、ぼくは誰のことも嫌いにならないって」

 

■464P
「理想を追うこと、理念の追求は、それは確かに、悪いことではないかもしれない。
けれど―悪いことでなくとも、最悪にはなりうるのだ。」



(中)
■126P
「自分の傷も、他人の傷も、恐れるな。
傷を付け合い―傷を舐め合え。」
→私は恐れ続ける。

 

■349P
「不幸と災厄を引き寄せる。事故頻発性体質」

 

■467p
無為式」
「あいつの周りじゃ、何もかもが、うまくいかない―誰の望みも叶わない。
本人は何もしないのに、周囲が勝手に狂いだす。
無闇のためにのみ絶無のためにのみ存在する公式。
その前では、想いも望みも願いも祈りも―何も意味を持たない」

 

(下)
■226P
「完全ゆえに不完全を望まねばならなかった、不幸であることを望まねばならなかった」

 

■411P
「生きるってのは、<生きてると思うこと>だと思う」
→これを最後の抜き出しにするちょい前の私に感嘆。